EMSへの対応 応用編2

まとめ(結果)

    CO IM DC  
骨基質中のラベル 骨小腔 + ++ DCでは、実験開始時に投与したテトラサイクリンのラベルが終了時まで残存し、それより内腔側に骨が添加(→骨小腔・血管腔の狭小化)
血管腔 + ++
骨形成量 ++ + DCはCOに比べて骨形成量は低いが、骨吸収の顕著な低下により、皮質骨の厚さが維持
骨吸収量 ± ++
測定項目 各群の順位 備考
形態計測 断面積(中央部) CO>DC≒IMEA≒AC>IM →DCは断面積が維持され、骨吸収が抑制
(遠位部) CO>DC≒IMEA≒AC>IM
骨小腔サイズ CO≒IMEA<DC<AC<IM →骨小腔の狭小化
(=皮質骨の綿密化)
力学試験 Stiffness CO≒ACDC≒IMEA≒IM →表面電極(AC,DC)では「硬さ」の上昇と、「しなやかさ」の低下がみられるが、DCでは「しなやかさ」がある程度維持されているために、Strengthが他群に比べて高い。
Deformation CO≒IMEA>IM>DCAC
Strength CO>DC≒IMEA>AC≒IM

DC:大島製作所の刺激装置(直流)、AC:従来型の刺激装置(交流)